今回の旅の最初の目的地は「恐山」。
日本三大霊場のひとつとされ、どこか怖い・不気味といったイメージを持っていましたが、実際に訪れてみると、静けさの中に人々の祈りが息づく場所でした。
ちょうど団体のお客さんがいて、恐山ガイドの方と一緒に境内を巡ることができたのも幸運。
ガイドさんによると、恐山は「故人とのつながりを大事にする場所」。あの世に届けたいものを収めるお堂があり、お焚き上げによって思いを故人に届けるのだそうです。境内の宇曽利湖も、亡き人と対話するための場所とされています。
境内の温泉にも入ってみて、最後は高台から宇曽利湖を一人で眺めました。荘厳な空気を感じつつも、やはり旅を通して新しい体験を重ねていくことは、自分にとって大切な時間だと改めて実感しました。


昼食:なか川のホタテ定食
参拝後はむつ市内へ移動して「なか川」さんでお昼ごはん。
元祖味噌貝焼きの看板に惹かれて入ったものの、メニューに赤字で書かれていた「ホタテ定食(時価)」に心を奪われ、思わず注文してしまいました。
この日のホタテはむつ湾産で、価格は3,000円。刺身は歯応えと甘みのバランスがよく、フライは旨味がしっかり感じられて絶品。まさに下北ならではの味覚でした。



夕食:居酒屋「京華」で味噌貝焼き定食
夜は宿(ホテルサンマモルむつ)の近くにある居酒屋「京華」さんへ。
まずは地元のお酒「寒立馬」とお通しで一杯。店内は早めの時間だったこともあり、静かに落ち着いて過ごせました。馬レバー刺しは初めて食べましたが、新鮮で臭みがなく美味しく頂けました。
この日のメインは「味噌貝焼き定食」。大きなホタテの殻を鍋代わりにして、味噌と卵で煮立てたご当地料理です。熱々の味噌の香りと、ホタテの旨味が絡み合い、心も体も温まる一品でした。





1日目を振り返って
荘厳な雰囲気の恐山参拝で静かな気持ちを味わい、昼も夜も下北の海の幸をしっかり堪能。
旅の始まりとして、とても印象深い一日になりました。
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